久々にパーマをかけてきた。
かけるかどうか迷っていたのでいつもお世話になっている美容師さんに相談したところ
「かけましょう」
という即答をもらった。
もうカットのみでの工夫はし尽くした感があったようで。
確かに変化を求めていたのは事実で、背中を押されたかったのかもしれない。
パーマというと、トラウマというのか、どうも今ひとつ気軽にできないものが私にはある。
ちょっとした勇気が必要なのだ。
生まれて初めてパーマをかけたのはアメリカに留学中の時だった。
普通はいつも地元の美容室でテキトーにやってもらっていた。
でもパーマとなると、髪質もアメリカ人と日本人は違うし、まして技術的なデリケートさとなると、地元の美容室では大いに疑問が残った。
だって、アメリカ人てみんなキチキチの細かいパーマでしょ?
まあ、アメリカ人はそれが似合うからよい。
こんな、まん丸顔ののっぺら顔のアジア~な風貌にそれは絶対にNGなのだ。
で、足を伸ばして日本人のやってる美容室に行ったのだ。
案の定、日本人の髪に合ったパーマ液を取り揃えているとのこと。
ほっとしてすべてを任せた。
それなのに。
クルリンコクルリンコ
の、それはそれは見事なおばさんパーマに仕上がった。
前髪まで内巻きにびしーーーーっとクルリンコになっている。
20年近く前の話、かけ直しなんてサービスはその頃なかったんじゃないか?
アメリカだしね・・・
唖然となるしかなく、帰って必死に前髪を引っ張って伸ばしていた記憶がある。
次の日どれだけ学校に行きたくなかったか・・・
どうやり過ごしたかはもう覚えていないが、それが私の涙のパーマデビューである。
日本に帰ってきても、パーマに関してはついてなかった。
日本なら大丈夫だろうと信じてかけてもらったパーマ。
学習能力というのは一応あるので、前髪はかけないでと念を押した。
なのにそこの美容師さんは
「きっちりかけちゃうのはマズイけど、ふんわりする程度にかる~~くかけるとやわらかい雰囲気でいいですよ。」
そんなことを言うではないか。
それなら、と任せた。
それなのに。
クルリンコクルリンコ
の、どう見てもセンスの悪いおばさんパーマではいか!
直してもらった。
たぶん他にもいろいろあったような気がする。
そんなわけで、パーマにはつい二の足を踏んでしまうのだ。
それでもいろんなヘアスタイルも楽しみたい、と思ってしまう切ない女心。
今通っている美容院の美容師さんは、私がパーマへ持つ執拗な警戒心を見て取ってくれているのか、丁寧なカウンセリング & パーマに関する説明をしてくれる。
久々のパーマ。
出来栄え上々。
ちょーご機嫌なしらゆき。
その晩は顔を合わせられなかった夫に、朝見せる。
どお?と得意げそのものだ。
「あ、寝癖かと思った・・・」
どこまでもそこぬけに野暮なことを言いきる夫である。