ペット

幼児vs猫

愛娘桜子。 愛猫モカ。

このふたり、まあまあ仲良くやってくれてはいると思うのだが、でも最近、桜子のやんちゃぶりが目立っているようにも思う。

一重に “モカ!モカ!ダイスキ!heart02 の想いなのだろうが

「ウキャキャキャキャキャ!!!」

と、けたたましく笑い声を響かせながらどこまでもモカを追いかけて行くのだ。

果てに、モカは桜子には入って来れないベッドの下に潜りこむのだが、そのギリギリまで桜子は顔を突っ込んで

「オカッ!オカッ!」 (本人モカと言ってるつもり)

と執拗に大声で叫びかける。 

一重に “モカ!モカ!ダイスキ!heart02” の想いなのだろうが・・・sweat02

けれど、モカはさぞ脅威におののいていることだろう。

たまにモカはジッと忍の一文字で桜子に遊ばれてやってることもある。

それを桜子は調子に乗って馬乗りになり、ヘタするとそこから首に手を回して首を絞め始める。 

たとえ桜子なりの愛情表現だったとしても (かなりすごい勘違いをしているが)、しかしそれはあまりにヒドイありようで、思わず見かねて私達両親とも叱ったことも数回。

でもモカも、遊ばれてやっていてもそのあまりのうるささにちょっと我慢しづらくなると、

キャッ!catannoy

と少しだけ爪を立てて猫パンチしたり軽く噛んでみたりと、怒ったしぐさをする時もある。 

何をしようとどんなダメージを与えようと全く構わない対象と認識してるらしい夫と違って、桜子は自分より弱い者と思っているのか、めったに反撃しない我慢強いモカ。

感心感服のそんな猫が桜子に軽く反撃するのはよっぽどなんだな、と思って見ていると、当の桜子。

手加減されているのをいいことに、ほんの少し痛いだけなので一瞬驚いて動きは止まるものの、

「エヘッheart01

とおもしろがるだけなのだ。 

まるで懲りていない。

モカの優しさにあぐらをかいてると、いつか本当にイタイ思いをするぞ、桜子。

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またたびを求めて

愛猫モカの大好物またたび。
その在庫がなくなってきていると、またたび係→夫が言った。

またたびと言っても、粉末状のものや木の部分のものもあり、モカは実を専ら好む。

で、それは残念ながらペットセンターには売っていない。

我が家は決まって南会津郡下郷町の「塔のへつり」という所に行く。
そこのおみやげ屋さんで乾燥されたまたたびの実をドチャッと一袋買うのだ。

またたびについては、その生態まで夫と(ちょろっとだけど)調べたものだ。
それを元に、山の方までドライブに行き、またたびのつるが巻き付いてる木がないか、白っぽい葉っぱはないか、目を皿にして木々を見回ったりもした。

なんてモカは幸せな猫なんだろう・・・

そんな苦労の末、やっとまたたびの実を拾えたことがあった。

十分乾燥させ、もう大丈夫か、さあお食べ!!と差し出したのに、肝心のモカ。
なにがどう気に食わないのか、食べやがらない!

人の苦労をなんだと思っているのか、この薄情ネコ!

それ以来またたび探しには出ていない。

話を元に戻すと、週末たまたまその「塔のへつり」を通過する状況にあり、そんな時ふと夫が冒頭のことを言ってきたのだ。

いつもわざとモカにケンカを売っている夫だが、またたびの心配をするなど、なんだかんだ言ってモカがかわいいらしい。

時期的に売ってるかな?と一瞬思ったが(瞬時に時期が分かる自分もナニモンだとも思ったが)、乾燥してるなら売ってるか?と寄ってみた。

でも思った通り、お目当てのものはなし。
でも、余りものだったのか、ほんの何粒かを袋詰めにした小~~~さな袋は辛うじて売っていた。

仕方ないから2袋買って。
高上がりだからそれだけ。

でも、そんなこんなで結局のところモカは皆に愛されているということだ。

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猫の毛のやわらかさといったら

夜寝るとき、私の足元は愛猫モカのおかげですこぶるあったか気持ちいい。

私の隣に寝ているモカの天敵、桜子がストンと寝静まったのを見定めると、すぐさま私の枕元へやってくる。

そのまま布団の中へ入り、必ず私のくるぶしとくるぶしの間に収まってくれるのだ。

素足に猫の毛のフワフワ感catはたまらない。
睡眠効果があるのではないか?

この飼い主孝行の猫モカは、夫の足元には近づかない。

ところが先日、夫の足の届くところにモカがいたらしく、夫の足がモカのフワフワを探し当てたそうだ。

うわ~、気持ちいい~

と夫も思って触っていたそうだが、モカが足の匂いを嗅いで (そもそも猫といえどもよく夫の足を嗅げるなあと感心するのだが) それが夫と分かると、とたんに逃げていったそうな。

昔ならば、夫の足とわかると、即行噛みついていた。
でも、噛むとそのままケリを入れられていたので、そこら辺は学習し、最近は噛むことをやめてすぐ逃げるらしい。
賢い猫だ。

そんな忠猫モカのおかげで、この癒しは私が独り占めさせてもらっている。

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それでも私になつくモカ

今、うちの愛猫モカの顔が少々おかしなことになっている。

キッチンのガスコンロの横にスペースがあり、モカがそこに乗っていた。
普段そこから向かえにある、天井からわずかなスペースしかない棚の上へと器用にジャンプをするのだ。

それをモカはなにをモタモタしていたのか、それか、私はなにをセカセカしていたのか、私はモカがそばにいる時点でコンロに火をつけた。

で、何を血迷ったかその一瞬、モカがコンロの方に顔をほんのちょっと近づけたのだ。
ネコの習性で、匂いを嗅ごうとでもしたのだろうか?

とにかく火とは熱いもので、その一瞬でモカはアクロバティックジャンプもそこそこに、大慌てでどこかへ逃げていってしまった。

ばかだねェ~

なんて笑っていたのだが、次の瞬間、焼いてはいけない何かを焼いてしまったような、気味の悪い匂いが襲ってきたのだ。

これはヤバイ

と慌ててモカを追いかけた。

焼いちゃった、焼いちゃった、モカ焼いちゃった・・・

ホントにヤバイ気持ちになりながら、恐らくベッドの下に逃げ込んだモカに向かって、できうる限りの優しい声でモカを呼んだ。

意外にもすぐに姿を現し、すぐに抱き上げる。

あらあら、まあまあ・・・

右側のひげとその下あたりのほんの少しの毛に被害が出ていた。
真っ白なはずの毛の先が少しすすけている。
でもこれは手で払って済むくらいで、どうってことない(主観ではあるが)。

問題はひげの方である。

ぴーんときれいに長くまっすぐ伸びてるはずのひげが、右側だけ先っちょが全部チリチリに丸まってしまっているのだ。

本人はその状況を分からないから真顔でこちらを見てくるが、その間抜けなサマといったら・・・

でもとにかく私としては謝るしかなかった。

夫は笑いこける。

「せっかくの男前が台無しだな~!!」

どこか勝ち誇ったような言い方だ。

申し訳ないのだが、しばらくはくるりんおひげでルネッサン~なモカなのである。

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ナデナデ特訓

我が家の猫モカ。
相変わらず桜子に好かれている。

だけど、まだ桜子はモカへの接触のしかたがイマイチ荒っぽい。
なんとかナデナデできるように、言い聞かせながらナデナデの動作の見本をみせる。

桜子もたぶん私のマネをしてナデナデらしい感じでモカの背中を触る。
どう見てもたたいているのだが・・・

でも、ずいぶんとソフトタッチな感じになっているのでそれでヨシとした。

モカも黙って桜子に触られているので、そんな様子を黙って見ていた。

ポンポンポンとモカを触る桜子。
だんだんそんな単調な動作に飽きてきたのか、そばにあったミッキーのマスコットを手に取り、それでモカをポンポンポンとし出した。

見て見て!アタチのお気に入りのお人形なの!

とでも言っている様な、そんなほほえましいしぐさだった。

さらに見ていると、ミッキーにも飽きてきたのか、そばにあった積み木に持ちかえ、それでモカをポンポンし出す。
ちょっと調子に乗って勢いも出てきている。

それはひょっとしてモカも嫌がるんじゃないか??

桜子の機嫌を損なわないよう

「はーい、それはやめようねェ~」

と、そっと積み木を私が引き取り、撫で方をもう一度やってみせる。

でも、もはや素手でモカを撫でるのが飽き足りないのか、今度はテレビのリモコンを見つけムンズとつかみ、それでモカをたたき出した。

おいおい!
それはダメだろう!

「あ~っ!」

と声をあげたが、取り上げるまでもなく、たたかれた本人がすばやく逃げていった。
そりゃそうだろう。

そんなだから、モカの桜子への警戒心は今もって完全に解かれていない。
届かない、桜子のモカへの想いである。

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おとなな猫

うちの愛猫モカ。
辛抱強いというかおっとりしてるというか優しいというか。
ただ鈍いのか?

赤ん坊サクラコ攻撃にも猫ながらにおとなの対応をしている。

ふだんは桜子のせわしなさに高い場所またはこたつの中で寝ている。
でもたまに鉢合わせると、桜子は目を輝かせてモカに接触を図ろうとする。
お友達と思っているのか、はたまた動くおもちゃと思っているのか、とにかくモカが好きらしい。

一方モカは、絶対寄り付こうとしなかった最初の頃と比べれば随分心を許してきてはいる。
それでも桜子が至近距離にいる時は、ピンと耳をそば立て、緊張の面持ちでいつでも逃げられる態勢をとっている。

夢中で遊んでいたおもちゃをも投げ捨てキラッキラしながらモカに触ろうとする。
モカも逃げずに運良くたどり着くと、ニッコニコしながらむしる勢いで力まかせにムンズと毛をつかむ。

私がすぐに引きはがすのだが、これまた結構な力で私の手を振り払いモカ一直線に向かう。

ここがモカの偉いところで、一度二度毛をつかまれてもとりあえず歯向かいもせず我慢してくれるのだ。

桜子の一番好きな場所がモカの耳。
遠慮なくワシヅカミ。
迷惑そうに払いのけるモカだが、桜子の手の匂いをかいでそこから噛むことはまずない。

偉い。偉いぞモカ。さすが私の猫。

ただモカにも触られるのが嫌なところがあり、しっぽだけは我慢ならないらしい。
ぎゅっとしっぽを握られた時だけは、機敏に反応し

ニャッ!

と短く鋭く抗議する。
でも引っ掻いてきたり噛み付いてきたりということはない。

偉い。偉いぞモカ。やっぱり私の猫。

あとはササッとどこかに逃げてしまうのだ。

膝の上でゆっくり昼寝させることもできなくなったり、モカの気が済むまで一緒に遊んであげることもなくなったり。
桜子にかかりっきりで何かとモカには我慢をさせている。

それなのにひねくれることもイジけることもなく桜子にも付き合ってくれるモカ。
私がマタタビ係なら毎日マタタビをあげたいくらいだ。

晴れた日ベランダで思いっきりブラッシングしてやるか。

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耐える猫

めっきり寒くなり、甘えん坊の愛猫モカも時々抱っこをせがむようになった。

今朝も私の真下に立ち、前足を私の足にかけ、できる限りの背伸びをする。
抱っこしてのサイン。

そのままにさせておくものではない。
じゃあこちらから、と得意の跳躍と必殺 “爪立て” でなにがなんでも私の肩にしがみついてくる。

そんな血を見る目には遭いたくないので、すかさず抱っこ。

おおぉ、軽くなったなあ~。

ついそう感じてしまう。
7ヶ月前2500gだった桜子と比べてやたら重く感じていたモカだった。
それが今や6700gの桜子にとっくに追い越され、モカの抱っこなんて余裕、余裕。

で、モカを抱っこした時にはすでにその6700g児は背中におんぶされていた。

それに気づかないモカ、しらゆきを独り占めだ~い! と私の肩に手を置いてあごを引きながら目をつむる。
いかにも満足げな、至福の表情である。

鏡でこの二人がどうなるか見守っている私。
(しかし、ダブルは重い・・・)

桜子はそんなモカを黙ってクールに見上げているところへ、やっとモカもその視線に気づく。

はっ

としている。 意外な場所で意外なモノに出遭ってしまったのだろう。
見上げ見下ろし、しばし見つめ合う二人。

いつもうるさいアイツだ、と認識したらしい。
いつもならゴロゴロとのどを鳴らし肩にあごを乗せて引き剥がされるまで抱っこを楽しむモカなのだが、逃げるように下りてしまった。

可哀想なモカ。
桜子がやってきてからというもの散々だろう。

おもちゃで遊んでくれなくなった
夕ご飯の時間が遅くなった
昼夜問わずワケの分からない泣き声で脅かされる
大好きなお風呂の時間もアイツがいて落ち着けない
(お風呂のふたの上に乗って私と入るのが大好きなのだ:注》夫とは間違っても入らない)

大好きな抱っこまでアイツに背中まで侵攻されてきているとは

そんな思いだろう。

でもそれでくじけてはいけないのだ。
これからハイハイ、ヨチヨチが始まったらそれどころではない。
追いかけられ毛をむしられしっぽを引っぱられ、赤ちゃん独特の手加減ない扱いが待っているのだぞ。

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猫はグルメ

猫の嗜好は難しい。

朝晩の食事のうち、朝はドライ、夜はウェットフードをやっている。
ドライは比較的ハズレなく食べてくれるのだが、問題はウェットフードだ。

喜んで食べていたと思っていた缶詰を、ある日からピタッと食べなくなるのだ。
昔は結構何でも食べてくれたのに、今ではあれもダメ、これもダメ、と何様のつもりかグルメ気取りである。

そんなんではダメだ、と

「世の中には食べたくても食べられないノラちゃんがたくさんいるのよ。
それをアンタ、見てごらんなさい。目の前にはこんなにおいしそうなご飯があるのに、アンタ食べないつもり?  アンタがノラちゃんだった頃を思い出しなさい。
ダラダラグダグダ・・・・・

猫に向かって蕩蕩と言い聞かせる。

とりあえず匂いはかぐが、気に入らないと

こんなモン、食えたもんじゃネエ

とばかりにそのご飯に向かって足をブルブルッと見舞わしてみせ、平然と立ち去る。

「じゃあぁぁぁ勝手になさい!補充があると思ったら大間違いよ!」

モカの後ろ姿に向かって吠えるしらゆき。

こうなったら長期戦だ。
お腹空かせてかわいそう、なんて思わないぞ。 思っても心を鬼にするのだ。
いくらなんでもお腹が空いたら出されているものを食べるだろう。

朝。

しっかりそのまま残っている。
どこまで頑固な猫なのだ。

こんなふうに、嫌なものは嫌!とハッキリ態度で示してくる。

同じような悩みを持っていた実家の母が、自分の猫を病院に連れて行った時、ついでに先生に聞いたことがあるらしい。

「猫の缶詰はやっぱり高い物の方が猫もおいしく感じるんでしょうかねえ。」

すると先生は

「猫に聞かなきゃわかんないですねえ。」

ごもっとも。

夫には

じゃあ、カリカリだけ食べさせときゃいいじゃん

と言われる。
でもこれが親心というのか、毎食毎食来る日も来る日もカリカリだけじゃ味気ないんじゃない?なんて勝手に思ってしまい。
あんなパサパサしたモン、口の中が乾きまくりだろうに。

だから、懲りもせずアレやコレやと試してしまっている。

最近発見。
嫌がっていたささ身味が近頃のお気に入りのよう。
食べなかったビーフ味も試してみようかしら、などとわがまま猫のために今日も心をくだいている。

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つめきり

我が家の猫モカの爪切り役は夫だ。
私は怖くて切れない。

でも相手は猫だけに、じっとしてろと言っても絶対にじっとはしていない。
だから爪切りはいつも2人がかりでやる。

まず夫がモカを捕まえる。
普段、愛情を示そうと抱っこしようとしても、夫の抱っこだけは何が何でも嫌がるモカ。
2秒として抱っこされない。 よほど嫌なのだろう。
だから、爪切りの時は夫は力ずくでモカを拘束する。

身動きできない状態にしてからモカの手の甲を押し、クニュっと出てきた鋭い爪を爪切りで切っていくのだ。

体は動かせなくても頭は動く。
必死に夫の手をカプカプ噛んで最後まで抵抗する。

そこで私がモカの頭をなで、顔をなで、私のにおいをかがせて落ち着かせる。
夫は噛んでも、私のところは絶対噛まない。
実に賢い猫だ。

私には簡単に抱っこされるのだが、大っ嫌いな爪切りとなれば話は別。
ものすごい力で暴れるので私には押さえきれない。

だからこんな体制を敷いている。

娘の爪切りは私。
夫は怖くてできないと言う。

あまりの小ささに、確かに私も慣れるまでちょっと怖かった。

と言えば、さも今は慣れたかのようだが、実はまだ完璧ではない。

猫と一緒にして申し訳ないが、娘もじっとしてろと言ってじっとしてくれる相手ではない。
爪切りは寝込みを襲う。

ぱっちん、ぱっちん、リズミカルに切っていくのはいいのだが、この前もやってしまった。
間違えてお肉をはさんでしまうのだ。

スヤスヤと穏やかに寝ていた顔が、みるみるとゆがみ赤くなっていく。
そして精一杯泣く。

「ごめん、ごめん、血なんか出てないよ~。痛くない痛くな~い。今のうそうそ~。」

そんなまやかし、効くわけがない。
そりゃそうだ・・・
痛いよね・・・

だけど、切られる側のモカも娘も遠慮なしに迷惑顔をしてくれるが、切る側の私たちの苦労も少しは汲んでほしいものだ。

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どいつもこいつも

気分転換にデザインを一新。

いかがなものでしょう?

今日は、昨日の娘のオムツ騒動に引き続き、愛猫モカの “出したもの” の後片付け・・・

朝ごはんを食べた後、畳の部屋で

ウゥック、ウゥック・・

と吐く気配を見せた。

猫が食べたものを吐くのはしょっちゅうの事なので、それは別にいい。
ただ、フローリングの上でやられるのと、畳の上でやられるのでは、処理する側にとってとても大きな差がある。

この時だけは私らしくなく俊敏な行動をとる。
すかさずチラシの紙を取り出して、モカの “ウゥック、ウゥック” とやっている顔のまん前に敷く。
ふう、これで畳は守られた。

と思ったら、いきなり吐き気がひっこんだ模様のモカ。
なあんだ、とホッとしたようながっかりしたような気持ちで、でも一応チラシをそこに置いたままその場を離れた。

と、とたんにまた “ウゥック、ウゥック” が始まった。 と思ったら

ウキャッ

と食べたものを吐き出した。
そこで私が用意したチラシの上に吐けば良いものを、なんと90度角度を変えて、わざわざチラシを避けて吐きやがった!

あ゛あ゛あ゛ーーーー

である。

まったくもう、ブツブツブツブツ・・・

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初対面

家に赤ちゃんがやってきた。
気がかりだったのは、我が家の猫、モカの反応だった。

11日ぶりに病院から帰ってきた私に、モカは最大級の歓迎ぶりを見せてくれた。
これでもかというほど足に擦り寄ってくる。
この時はまだ私に会えた嬉しさが先行して、私の腕に何かがいるのも分かっていない。

対面させてみる。
眠っている娘、桜子を見て、モカは “何だこれは?” と恐る恐るクンクンとにおいを嗅ぎ始める。

そこに桜子が 「オギャー!!」 と、得意技で先制攻撃をしかけた。
ここでもう勝負はついてしまった。
モカはこの一発だけですっ飛んでどこかへ逃げて行った。

この、自分よりちっちゃいくせにとんでもない大音量で音を出す物体。 容易には近づけないぞ、という認識を持ったらしい。

そんなビビるモカをよそに堂々と眠っている桜子。 威光を放っていた。

それでもさすが我が愛猫、いじらしいではないか。
たとえそんなわけの分からないものがそばにいたとしても、一生懸命毎晩私と寝ようとするのだ。

赤ん坊が夜中に得意の大音量で容赦なく奇声を発するたびに、モカは大慌てで部屋から逃げ出していく。
落ち着くと戻ってきて、私の枕元からふとんの中に入っていく。

初めの頃特に夜泣きが多かった時は、泣く度に逃げては戻り、逃げては戻り、一晩で枕元を何度通過したことか・・
せわしないったらありゃしなかった。
そんなに迷惑こうむっているのなら、いっそのこと夫の非難している部屋で夫と一緒に寝ればよかろうに、と言いたくなるほどだった。

でも最近は慣れてきたらしい。
夜も結構動じずに寝続けているし、日中も赤ん坊が泣き続けていると、負けじと対抗して鳴いていたりする。

お互い、良い相棒となってくれることを望む。

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猫の世話

愛猫モカのトイレ掃除は私の当番だ。
これは、猫を飼わせてもらう条件として一切の世話を私がやるという約束をしたからだ。
だから、トイレの世話も、たまにゲボッと吐いてしまうその始末も、なんら苦ではない。
そんな私がついていればこの猫は万事安泰なのだ。

でも私のお腹が大きくなるにつれ、不安が私の頭をもたげている。
入院。 里帰り。
出産をする身である以上入院は免れない。 最低でも一週間。
その後、実家に行くことになるだろう。
モカのいるこの家をどうしても留守しなければならなくなる。

「旦那さんがいるじゃない。」

人は言うだろう。

言っちゃなんだが、不安でたまらない・・

トイレの世話など2回くらいしかやったことのない夫。
モカが吐いてしまったモノ、ほんのちょっとの唾液くらいのものですら無理な夫。
寝ている時、素足をフワフワのモカに近づけると容赦なく噛まれ悲鳴をあげる夫。
大丈夫だろうか。

トイレが一番心配なので、トイレボックスの新しいのを買ってきた。
今までは、新聞紙を敷いて猫砂をまくだけの一番オーソドックスな、単なる箱型のものを使っていた。
私がやるには全く問題はない。

でも、夫に新聞紙を取り替えるなどという上級レベルの技はまず期待できない。
だから、2段式の進化型トイレボックスを買ってきた。
メッシュの上にチップを敷き、スライド式になっているメッシュの下にはシートを敷く。
そのチップとシートが優れものらしく、格段に扱いが楽だ。
しかもたいそうなフード付きで、チップも周りに散らばらず、掃除の手間も省ける。

これならなんとかなるか?
なんとかしてもらおうじゃないか。

でも、できることなら実家に里帰りなどしたくないのだ。
なにしろ家とモカが心配でね。

あ、夫も。 まっさか、忘れてなんかない・・まさか。

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そんなにうちの猫はイケナイ子?

馴染みの店で夫と食事をしていた。
忙しさのピークを過ぎたようで、バタバタした店内も落ち着き始めた頃、厨房のおやじさんが顔を出し話しかけてきた。

世話好きのそのおやじさんは、私たちに子供ができることをとても喜んでいるようで、今回もその話をしてきた。

話の流れで我が家に猫がいることを知り、急にしかめっ面をしだしたおやじさん。
一発で猫派じゃないことをうかがい知れる。

案の定、私の愛猫モカはどんどんどんどん悪者に仕立て上げられていった。

猫は犬と違ってしつけられないから、平気で悪さをしてしまう、とか。
赤ん坊をベビーベッドに寝かせてても、どこにでも飛び乗ってしまうから始末が悪い、とか。
ミルクの匂いに惹きつけられて、子供の口のまわりを噛んで血だらけにしてしまう、とか。
赤ん坊の上に寝てしまって、子供を窒息させてしまう、とか

おやじさんの猫を敵視する見解バリバリの体験談までもが付け足された。
シャムの子猫が家に来て、その猫がまだ小さな孫にじゃれついたそうだ。それを見ただけでカーッと頭に来て

「オレの孫に何しやがるっ!」

テキに猛烈に怒ったらしい。そのままとっつかまえて外に放り投げたそうな・・・
子猫には何とも気の毒な話だが、とりあえず反論は控えておいた。

途中でそこのマスターまでもが参入し、

「猫まだ6歳なの? じゃ、まだまだ生きるなあ~。」

と、モカの短命を願わんばかりの言い方までしてくる。 

それでも我が愛する猫のために必死でフォローしてる私の目の前で、夫までが

「ああ、とうとう捨てるしかないかあ~」

などとふざけた事を言い出す。

挙句の果てには、おやじさんが

「でもさぁ、子供と猫選べって言ったらどっちにすんの??」

と、正直、愚にも付かぬ質問をしてくるではないか。
どっちか一つを選ぶなんていう必要なんて全くないのだ、私には。
私とモカが築き上げた信頼関係、親密度も知らないで、さっきからネコ、ネコ、ネコ、ネコ、ってただのモノみたいに言ってくれてさ・・

でもとりあえず、年上は立てとかなきゃいけない。

「そりゃ究極的には子供の方ですけどォ・・」 と不満タラタラに答えると

「ほ~ら、やっぱり。だろ??」

鬼の首でもとったかのようだ。そこはかとなく憎たらしい。
でも、おじさん(しかも犬派の)2人プラス“男側に付いちゃえ”と平気で私を裏切った夫、計3人相手ではあまりにもこちらの分が悪い。

勝てぬ戦に無用な労力を使うことはやめたが、心中穏やかなハズがない。
大事なモカを徹底的に悪者扱いにされたんだもんね・・

見てろよ~。絶対にうまくやってみせるぞ~。

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ジャンプ失敗

うちの猫がジャンプ失敗をした。
ガラガラガッシャーン!!

洗面台の上ににちょうど猫一匹分の天井との隙間があり、うちの猫はまず横にある洗濯機に飛び乗り、そこからその隙間にジャンプをする。
そうしていつも私が洗面台の前に立つと、そこに登って私を上から見下ろす、というか、見下されているという感もなくはないのだが、そんな態勢をとるのを得意としている。

今日も元気に私を見下すつもりだったのだろう。
でもなぜか一度も失敗したことのないジャンプをド派手にミスった。
バチが当たったのだ。

ミスるだけではなく、洗濯機と洗面台の間に置いてあるプラスチック製の洗濯かごに胴体をぶつけながらグダグダに着地してしまったのだ。

さすがにその瞬間は驚いて心配してすぐに抱きかかえて、ぶつけたところをナデナデしてあげた。
でも本人、驚いてる様子ではあってもその驚きが強くて痛さには気づいてないかのよう。
驚きすぎて血迷って、ゴロゴロゴロゴロ、と甘える時に出す時の喉も鳴らし始めた。

あ、ちがう! まちがえた!
と、慌ててサーッと離れてどこかに逃げてしまった。

猫として不覚を取ってしまったわけだが、しばらくして状況を飲み込めたのか、はたまた都合よく忘れ去ったのか、またシレ~っとフツーに遊び回っていた。

まったく一人で大騒ぎしてお疲れ様でしたこと・・・

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そんなつもりじゃ

わが猫、モカのトイレの始末をする時、私はいつも

「よぉ~し、よし。 いい子だ、いい子だ。 上手上手。 アンタはいい子だねえ~!

と、大の時でも小の時でも、モカに聞こえるように褒めてしまう。
トイレをきちんとしているのは、健康な証拠。
それを確認できると、とっても安心するのだ。

もし詰まったりなんかでもしたら、物言えぬ猫、どんなに辛い思いを黙って一人でこらえることになるか・・
そんなことを想像するだけで、胸が張り裂けそうになる。
そうです、私は親バカです。

一方、わが夫。
もちろん、トイレに行くのは全くもって構わない。
でもちょっと前まで、何の目的なのか、わざわざ私に便意を伝えてからトイレに行っていた。

そんなこと、教えてくれなくていいよ。
むしろ、黙って行ってほしい。

「いちいち私に言わないでよ!!」

と再三お願いというか、叱るというか、をして、それはちゃんと直してくれた。

そんな夫がある日、モカを褒める私の言葉を聞いて言った。

「モカはいいよなあ~、オマエはよぉ。 便所行くだけで褒められんだからなあ~。 オレなんか、言うと叱られんだぜ。」

ああ、なるほど。
そんなにも差があったか。

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結局アマい私

肌が恋しくなる季節となった。
それが顕著に分かるのが、うちの愛猫モカの寝場所の変化だ。

最近編み物などしている私は、ソファに腰を落ち着けると、モカは目ざとく膝の上にやってくる。
そして

“ここでしばらく寝かせてもらうぜ” と言わんばかりに即行 “べチョ~” っとリラックス体勢に入る。

最初はいい。
こちらもネコの体温と毛のフワフワ感で気持ちいい。

でもドッシリと居座られているうち、その決して軽くはない彼の体重が気になりだすのは時間の問題だ。
しかもそんなに長くはかからない。

でも腰を上げたくても、そのたびに、私を信用しきってますとでもいうような、彼のひどく無防備な寝姿が目に入ってくる。
そりゃあ、もう少しこのままにしてあげようか、とも思っちゃいますよ。

昨日は限界までトイレを我慢してしまった。
そんな苦労も露知らずあのノホホン猫ときたら・・・

夜は夜で、いつもは足元で寝てくれるのに、最近は密着型になってきている。
正直疲れる。

今朝は、変に寝違えたようで、左肩がすっごく痛いのだ。
モカのせいではないかもしれないけど、モカのせいにしてしまっている。

自分が心地良く寝るためには、人の迷惑も顧みない。
何ともワガママ、マイペースの猫がやりそうなことではないか。

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ちびすけ

実家の妹が子猫を拾った。
2匹。
まだ生後一ヶ月くらいの小さな小さな猫達。

母曰く、病院に連れて行ったら先生が

「この子達は飼い猫だったね。」

と言ったそうだ。

それを聞いて憤りを禁じ得なかった。
どこかのバカッタレが、飼えないからといって無責任も甚だしく命を捨てたということだ。

しらゆき的には、そういう人間が心の底から許せない
単に猫好きだから言ってるわけではない。
無責任なヤツが大ッ嫌いなのだ!!

おっと、エキサイトして参りましたが、とにかくその子猫たち。
見させてもらったが、愛くるしいことこの上ない。

まだ片手でヒョイっと掴み上げられるほどの小ささで、しっぽもミミズのよう。
兄妹いつも “ニィ~ニィ~” 言いながら一緒にじゃれあっては、コトン、と眠りこけている。

先に飼われている先輩オテンバ猫は、ニィ~ニィ~騒ぎまくるワケの分からない2つの物体を、距離を置きながら慎重に観察していた。

最初、妹は里親を探すつもりでいたらしいが、段々と情が湧いてきて手放すのが嫌になってきているようだ。
2匹とも飼いたいと言い始めている。

結局殆どの世話をすることとなるのは母なだけに、母は少々渋り気味だ。
それでも、誰にも頼まれてもいないのに病院へ率先して連れて行ってるところをみると、実はまんざらでもないのかもしれない。

私も、あまりのかわいらしさに

「一匹もらおうかな・・・」

と真面目に言ってみた。
でも

「あんたンとこでは一匹で十分!!」

と母に一喝され、即却下された。

しかし。
ホント、この子たちのような捨て猫は一匹でも減ってほしいものだ。

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不意打ちを食らった猫

平日のいつものパターン。

朝、私が起床するのと同時にうちの猫モカもベッドから跳ね起きる。
キッチンにある自分の食器の前でチョコンと座り、朝ごはんを待つ。

急かす割にはほんの少ししか食べないで、トイレに行くか、ベランダの網戸越しに外を見に行くかする。

気が済むと今度は玄関か洗面所の私の目の届かない所へ行って、

“ニャウォ~ン”

と、2、3回せつなげに、私に聞こえるように鳴く。

朝の忙しい私には大抵無視されるので、そのままベッドの下へ潜り込み、自分の存在を消すかのように静かになる。

で、夫が家を出る時。 玄関先でバタバタとやり

「いってらっしゃ~い」

と送り出して、ドアが閉まるか閉まらないかのタイミングで必ずモカが意気揚々とやってくる。
それは、必ず夫が外に出た後で、閉まりかけているドアの隙間からソソッと覗き込んで夫の去っていくのを見届ける、という、絶妙なタイミングなのだ。

“ヨシヨシ、奴ぁ行きやがったな”

と言っているように思えて仕方がない。(夫には気の毒なことだが)

そしてドアが閉まると、キラッキラした目で真下から私を見上げ、と思うとベランダ目がけて私を先導するように不器用に走る。
ベランダでのブラッシングがお目当てだ。

でも今朝は違った。

夫が仕事に出て行き、いつものタイミングでモカが玄関に来たまでは変わらなかった。
そしていつものように夫が去っていくのを確認しようとドアの隙間から覗こうと態勢を取ったら。

夫が忘れ物を思い出し突如Uターンし戻ってきた。

あまりの予想外の出来事だったらしくモカは逃げるタイミングを失い、不幸にも夫と鉢合わせてしまった (勝手に “不幸” と決めつけているが) 。

緊張の面持ちで動けないまま目を見開いて夫を見上げるモカ。 思いっきり不意を突かれておよび腰である。
朝は100%機嫌の悪い夫は、そんなモカを見て

「オマエ・・なんだよ・・・」

と悪態をつけていた。 

この2人は決して仲が悪いわけではないのだが・・・
トムとジェリーか?

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ちょっとはタマを見習って

昨日、「サザエさん」 を見ていて、“あー、あるある”  と思ってしまった。

タマは家の中の一番涼しいところをちゃんと知っていて、そこで寝るのだ。

ネコってそうなんだよなァ。 実家にいたネコもそうだったし、うちのネコもそう。

タマは夜、玄関で寝ていた。
うちのネコも玄関近くの廊下でグデーっと寝ていることが多くなった。
ホント、そこは他と比べると少しだけひんやりしている。
よく分かるものだなあ。

と、今ネコに目をやったら・・
なんちゅーカッコ・・・

ネコのくせに仰向け状態で、後ろ足を超ド派手に開けっぴろげて、手ははちょうど仮面ライダーが変身する時の

「へ~んしん」

の “へ~” もしくは最後の “ん” のところの形。両手先を同じ方向に向け水平に伸ばしている感じ。

タマはちゃんと丸くなってネコらしく寝ていた。しかもニッコリ、愛嬌も忘れていない。
うちのネコに笑えとまでは言わないが、それにしてもこの、これ以上ないくらいのだらけきった姿といったら・・・

情けない。

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ネコにお土産

昨日記事に書いたように、先日 「塔のへつり」 という所へ行った。
そこには物産品がいろいろ売っていて、マタタビも売っているという事を前から知っていた。

うちのネコのため、各地の物産品店に寄る度に目を凝らして探すのだが、意外と売っていない。

ペットセンターで売っている粉末のマタタビはやたらに高い。
だから今回、ここで買って帰ろうと初めから決めていた。

店内を見ると、早速マタタビを発見!
でも、マタタビの木片ばかり。 
うちのネコは同じマタタビでも木の方には興味を示さない。

実はないか、とさらに店内を歩くと、間もなく発見。
でも青々とした生の実だった。
普通はは乾燥した実が売っているのに・・・

そばにいたお店のおばあちゃんに聞いてみた。

「これ、生ですけど、ネコ食べますかねえ?」

「喜んで食べるよ~。なんたってネコにマタタビだかんね~。なんだったら木のマタタビもあるよ?」

「うちのネコ、実しか食べないんですよオ。」

「あっそう~。なんだって今のネコは贅沢になったこと~。」

そう贅沢させてるつもりはないが、そう言われちゃ返す言葉もない。
そうしてその生の実を買って家に帰ってきた。

出迎えたネコは敏感に袋の中の魅惑の香りに感づいて、ガサガサ、ゴソゴソ探し出す。
これではすぐに荒らされてしまう、と棚の中にしまったが、その棚の扉の前でクンクンクンクン、落ち着かない。

マタタビを与える役目は必ず夫で、唯一その時がネコに敬われる瞬間だ。
それまでも私が奪ってしまっては申し訳ないだろう、と夫の帰りを待った。

そして夫が帰ってきて、いよいよ実を与えたら。
さぞかし喜んで食べてくれるんだろうという期待とうらはらに、実を貰って品定めをしたとたん、ジッと見つめたまま固まった。

何度かクンクンした後、プイッと向きを変えてそこから去っていった。

人がせっかく買ってきたマタタビの実を~~!
恩知らずとはまさにこのことだ。

まったくもう、ホントにわがままなんだから・・・とブツブツ言いながらも、残りの実を天日干しにして、乾燥させてなんとか食べてもらおう、とネコのために頑張ってしまう私。

結局ほんろうされてしまっている。

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猫と雷

久しぶりに雷が鳴っている。
うちの猫がオタオタしっぱなしで、見ていて笑えた。

抱っこしてあげても緊張したままで、、目を大きく見開き黒目をカキのタネにして、そわそわと空を見続ける。
掃除機の音だけですっとんで逃げてしまうような根性なしにとって、空気が震えるような大きな音が空から降ってきちゃあ、恐怖でいてもたってもいられないんだろう。

根性なし夫君は押入れに逃げてしまった。

そのうち彼の大嫌いな掃除機がかかり出し、掃除機という、もうこれ以上ないくらいの恐怖だったろう。
もう雷も落ち着いたのに、まーだ出てこない。

最近、仕事の準備でお勉強をガラにもなくせっせとやっている。
机に向かってやっていると、必ずと言っていいほどどこからともなくやっててきて、机に乗る。
空っぽの机には殆ど乗らないくせに、私が使っていると嫌がらせのように乗ってくるのだ。

そしてこれもまた嫌がらせのように、私の目線の先が分かるかのように、私が今まさに読みたい部分の場所に座る。
どんだけ私に見られたいわけよ。

(これは、夫がたたみの上に新聞を広げて読んでいる時にもやる。
トコトコっとやってきたかと思うと、夫の読んでいる新聞の上に、四肢を投げ出して寝ころがるのだ。
普段いじめられ続けている彼は、夫に見られたいなんて思うような猫ではない。これに関しては、きっと日頃の恨みなんじゃないか・・?)

私が起床する時、猫もほぼ毎日一緒に起きてくる。
でも最近、ごはんをもらってとりあえず食べたら、またベッドに戻って二度寝するようになった。
猫なんだからどこでだって寝れるハズなのに、わざわざベッドに戻るのである。
ちょこちょこと小知恵を身につけているようだ。

しかし、今日は押入れの中で過ごすと決め込んだのだろうか?
全く姿を消されてもちょっとサミシイ。
私が勉強で机にでも向かえば姿を現すのだろうか?
イヤミな猫だ・・・

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ネコの性格

猫の性格にこんなにも差があるとは知らなかった。
我が家のオス猫モカは、チョー甘えん坊。
一日に一回は必ず抱っこをおねだりしてくる。
抱っこをするととたんに “グルルルグルルルル・・・” と喉を鳴らし、ちょっとでも離そうとすると元の肩の位置までよじ登るようにくっついてきて、“離れるもんか!”とあごを乗せて目をつむり、居すわる体勢をとる。

それと、ものすごく人見知りをする。
あのドンくさい猫が、私と夫以外の人間には敏感に反応し、瞬間的に姿をくらましてしまう。
様子をうかがいに顔を出してくるのに2時間くらいはかかるだろうか。

実家にも猫がいる。
まだ2歳くらいのメス猫だ。
この猫が我が家の猫と正反対の性格なのだ。
まったく人見知りをしない。
それでひざに乗って寝てくれるならかわいいものだが、そんなおしとやかに収まってるようなネコじゃない。
人間様をオモチャ程度にしかみなしていないのだ。

抱っこは大嫌い。抱っこなんてしたら “イ~ヤ~ダァァァ~!!” と激っしく暴れて脱出する。2秒もいてくれない。
バタバタ走り回っていたかと思えばふと気配を消し、話に夢中になって完全に無防備のテーブルの下の私の足に突然飛びかかってくる。
振り払えば、コイツはいい遊び相手だ!と勘違いし、2度も3度も襲いかかってくる。
家ネコの私の猫と違い、実家の猫は外ネコのため、爪が美しいまでに鋭くとがっている。
だから、私が実家に寄ったその後は必ずどこかから血が出ている。

小柄な体にきれいな毛の色、つぶらな瞳を持つ、まさに猫を被った凶暴モンスターだ、アレは。

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猫の寝言

うちの猫の寝言をたま~に聞くことがある。
めったにないので、これを聞けると、とっても得をしたような気分になる。

猫は一日14~15時間は寝るとか。確かにいっつも寝ている。
でも、目はつぶっていても、小さな物音にも敏感に反応して、耳だけは忙しくあっちゃこっちゃと動いている。
全然熟睡はしていない。かえって疲れないものなのか?

寝言を聞けるのは、寝ながら目をピクピク、とさせている時、つまりレム状態に入っている時。

“フ、フウォ、フウォン、フウォ・・・”

その間の抜けた声がいつ聞いても笑える。

一体猫はどんな夢を見るのだろう?
ハンターなだけに、獲物を捕まえて喜んでいるのか?
それとも大好きなまたたびをたらふく食べてる夢でも見ているのか?

ちなみに昨晩、夫も寝言を言っていた。

「んー、よく分かんないよォ・・・」

かわいそうに。よく分からないんだ。

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寝坊ネコ

ここ3日、うちの猫モカが寝坊をしている。ちょっとカチンとくる。

モカは結構忠猫で、私が床に就けばモカもベッドに入ってくる、私が起床すればモカも起きてくる。どんなに早かろうが遅かろうがいつも一緒。

たま~に真夜中に水飲みやお手洗いで起きても、水を飲んでる足元から眠そうに私を見上げていたり、トイレから出てきたらそのドアの真ん前で待っていたり。 

猫に恐縮するほどだった。

それなのに!この3日、なぜ起きてこない!

別に、あの猫がいつまで寝ていようといいッチャいいんだけど、そんな忠実ぶりを見せつけときながら、いっきなりのその気まぐれ気ままさは一体何なの? な~んか裏切られた感がぬぐえない。

明日は分かっているでしょうね。4日連続お寝坊は、お尻ペンペンです。

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またたびにかける情熱

またたび係というのが我が家にはある。

我が家の猫、モカ(前回の記事はコチラ)係..それを夫が担っている。
夫にいつも雷を落とされているモカは、夫を要警戒人物とみなしているらしく、よく噛み逃げする。

一緒にモカの前に手を差し伸べてみても、匂いを嗅ぎ分けてちゃぁんと夫の手だけ噛む。
一国一城の主なのに・・・噛まれてる・・ククッ・・あ、笑っちゃいけない。

でもそれはあまりにも夫がかわいそうだ、と、またたび係を提供したのだ。
それがものすごい効き目を表した。

夜、夫が帰ってくると、モカは寝ていたって起き出してくる。
真夜中に帰ってきても、妻はしっかり寝ついてベッドから起きてくる気配すらないのに
(夫も、もはや期待などしていない)
モカはちゃんとベッドから這い出てきて、出迎えてくれるらしい。

夫はここで毎回、なんていじらしい、けな気な猫だろう、と癒されるそうだ。(これは私にとっては大迷惑な話。余計なことしないでほしい、モカよ!私の分(ぶ)が悪くなるじゃん!)

出迎えた後モカは、夫が食事をするその真横で穴が開くほど夫を見、必死にアイコンタクトを取ろうとする。
至近距離で、まるで呪いをかけるような目ぢからで見続けられながらの食事というのも気持ちのいいものじゃないらしい。
根負けして目を合わすと、待ってました!と

ふぉぉんは~

と間の抜けた声を出す。要は「またたびを早くくれ!」という合図だ。

いつもはコ憎たらしい猫が、この時ばかりは下手にでてくる。主として威厳を見せつけられる貴重なひととき。

でも、そんな優位的状況もつかの間、猫は運良くお目当ての物をもらえたら、たちまち食べ終わらせ、

“もう用なんてないんだよ”

とばかりに礼も言わずにそそくさと私の眠っているベッドへと帰っていくそうだ。

猫だからって、いくらなんでもちょっとは気遣ってやれよぉ・・・

Mujinaさんのねこちゃんの記事 コチラをどうぞ

ゆきさんのおばあさまのねこちゃんの場合。 コチラをどうぞ

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癒し系?

Dsc00230 犬が服を着だした。靴を履きだした。中にはネイルアートを施しているワンちゃんまでいる。

空前のワンちゃん人気。ご主人様から我が子の様に愛情をめいっぱい注がれるワンちゃんが増えるというのは微笑ましいことだ。
しかしそのうち、鼻ピアスやまつ毛パーマなどしだすワンちゃんも出てくるのではなかろうか。

そんな「お犬様ブーム」のさなか、我が家には随分と態度のデカい猫がいる。
彼の名はモカ。出身は野良だが、家に居ついて5年にもなるので、野生などみじんも残っていない軟弱おぼっちゃま。
居候のくせにやたらと要求することは多い。

やれ、一緒に遊べ
やれ、ベランダに出せ
やれ、抱っこしろ
やれ、もっと部屋を暖かくしろ

その他何だかんだと猫のくせに注文が細かい。

「抱っこしろ」とアヤツは言ってくる。
昔、それで不意打ちをくらったことがあった。

私は他の事に気を取られていた為、恐らくモカの「抱っこしろ」サインを無視した形になったのだろう。
私は洋服を選ぶためクローゼットとニラメッコをしていた最中だった。
多分彼としては仕方がないので彼なりの“手段”に出た。
猫の得意技“シノビアシ”で、私の真後ろに立つ。
死角を突かれた私は全く気付いていない。
そこに、床から140cmはある私の肩へ向かって垂直跳びを決行した。

この時皆さんは、ナウシカが飼っていたテトのように軽やかに美しく肩に乗ってくる姿を想像することだろう。

うちの猫はデブなのだ。(暴言だったので「テトに比べれば」と補足しておく)

ベルリンさんの「CatMewMew」で“膨張する猫”という記事を発見!詳しくはこちら 

猫もその重い体をなんとかご主人様の肩に乗っけたいと必死だ。
猫の最大の武器である爪を容赦なくTシャツしか着てない私の背中に食い込ませた。

「う゛ぎゃ~~~~!!!」

それはそれは、晴天のヘキレキとでも言おうか、一瞬何が起こったかも分からないような痛さだった。

反射的に我が愛猫を振り払い、その場でうめきながらうずくまった。Tシャツには穴が開き、その下からは真赤な血がにじんでいた。まるで“なにすんだよー”とでも言いたげな被害者ヅラの猫。

まだネイルアートをしてオスワリをしてしっぽを振っている犬の方がマシだ。

バカ猫である。

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